ミリタリープラモデル。組み立てキット。
第二次世界大戦でドイツが開発した重戦車ティーガーIは1942年に生産が開始されました。
生産は1944年の8月まで継続。その間の総生産数はわずかに1300両ほどでしたが改良や改修が続けられ、仕様に細かな違いがみられました。対戦車砲として圧倒的な威力を誇った88mm砲は重装甲を誇る連合軍やソビエト戦車に対抗。また、連合軍の攻撃を寄せ付けない前面装甲100mmをはじめとする重装甲を採用。登場とともに終戦まで連合軍を恐れさせる存在となったのです。
ソビエト軍の重戦車に苦戦していた東部戦線にまず送られたティーガーIは続いて北アフリカ戦線のドイツアフリカ軍団に送り込まれました。1942年5月に編成された第501重戦車大隊はティーガーIを装備した初の部隊で、20両のティーガーIと16両のIII号戦車を装備。1942年11月に北アフリカ戦線に投入されるとチュニジアでイギリス軍、アメリカ軍を相手に1943年5月まで奮戦を続けたのです。
1/35 WW.II ドイツ軍 ティーガーI 極初期生産型 ドイツアフリカ軍団 第501重戦車大隊 & 第7戦車連隊 1942/43 チュニジア
キットについて
モデルは第二次世界大戦の北アフリカ戦線に送り込まれた第501重戦車大隊のティーガーIを1/35スケールで再現。
極初期生産型のティーガーIの特徴を細部に至るまで表現。
ヴィットマンティーガー(CH6730)、チュニジアティーガー(DR6820)の流れを汲む、高精度版としてモデル化されたティーガーIです。
ピストルポートが装備され、後部には工具箱、ゲペックカステンを取り付けた砲塔や、折り曲げられた形状のフロントフェンダーなど、極初期生産型の特徴をしっかりと再現しています。足回りを引き締める履帯には組み立てが手軽なベルト式のDSトラックを採用。
もちろん、リアや周りのスリット入り排気管カバーやエンジンデッキ上はスリット、エアクリーナーなども繊細でシャープな仕上がりです。
マーキングはもちろん北アフリカ戦線で活躍した第501重戦車大隊のマーキングをセット。見慣れたダークイエローの塗装とは異なる、現地の実状に合わせて塗装された独特なグリーンの車輛を再現していただけます。
ティーガーIラインアップに欠かすことのできないキットです。
主な特徴
■前作のチュニジアティーガー(DR6820)同様に、世界的なティーガー研究家の最新考証により新金型パーツを追加
■極初期生産型のティーガーIの特徴を細部に至るまで表現
■砲塔部分はピストルポートやゲペックカステンもしっかりとモデル化
■折り曲げられた形状のフロントフェンダーなど、極初期生産型の特徴をしっかりと再現
■履帯には組み立てが手軽なベルト式のDSトラックを採用 ■排気管カバーやエンジンデッキ上も繊細な仕上がり
■マーキングはもちろん北アフリカ戦線で活躍した第501重戦車大隊の第1中隊、第2中隊のマーキングをセット
*当初案内時、画像に含まれていた「141号車」のマーキングは収録されておりませんのでご了承ください。