飛行機プラモデル。組み立てキット。
1970年の初飛行から2006年の退役まで、世界最強の防空用艦上戦闘機として飛び続けたのがアメリカ海軍のF-14トムキャットです。主翼の後退角を自動制御できる可変翼を採用し、高速性能と優れた運動性能を両立。また、強力なレーダー火器管制システム(AN/AWG-9)と射程150kmのフェニックスミサイルを組み合わせ、比類ない迎撃能力を実現しました。合計で632機が生産されたトムキャットの中でも、初期生産型のF-14Aはアメリカ海軍向けとして477機を生産。1973年に空母部隊への配備が開始され、1975年のサイゴン撤収作戦で初出撃。その後もリビアやイラク、アフガニスタンなどで幅広い任務に就き活躍しました。また、アメリカ以外ではイランに輸出が行われました。1970年代後半までに79機が引き渡され、1980年代のイラン・イラク戦争では迎撃任務などに奮戦。現在でもイラン空軍は独自に整備を行い、防空の主力として第一線に配備しています。
【 模型要目 】 F-14の初期生産型、F-14Aのプラスチックモデル組み立てキットです。★1/48スケール、全長398mm、全幅408mm(主翼前進時)。★綿密な実機取材に基づいて、流麗で量感あふれるスタイルを忠実に再現。★最大の特徴である可変翼は両翼が連動して可動。★主翼の動きに合わせて胴体とのすきまを埋めるエアバッグとシーリングパネルは差し換え式として、完成後も主翼前進状態・後退状態の両方を楽しめます。★キャノピーとエアインテーク側面、胴体側面はスライド金型を使用して形状やモールドをシャープに再現。★水平尾翼はポリキャップを使用した可動式。★エンジンノズルは絞った状態と全開状態のどちらかを選べます。★機首右側面の給油プローブ、左側面の搭乗用ラダーと足掛けは開閉選択式。★1970年代のアメリカ海軍所属機2種と、1980年代のイラン空軍所属機1種のマーキング計3種類付き。
プラモデル完成見本。マーキングは人気の高いハイビジ塗装時代のアメリカ海軍所属機2種類をセット。イラン・イラク戦争で奮戦したイラン空軍所属機のマーキングも選べます。
プラモデル完成見本。最大の特徴である可変翼は両翼が連動して可動。主翼前進時の全幅は408mmにおよびます。主翼は20度の前進位置から68度の後退位置、そして駐機状態で使用する75度まで無段階で可動。左右の主翼はギヤのかみ合わせで確実に連動します。主翼の動きに合わせて胴体とのすきまを埋めるエアバッグとシーリングパネルは差し換え式として、完成後も主翼前進状態・後退状態の両方を楽しめます。パーツの裏側には主翼位置と左右を示すモールドを施しました。
プラモデル完成見本。キャノピーはスライド金型によりバブル型の断面を再現。完成後も開閉が選べます。着座姿勢のパイロットとレーダー迎撃士官(RIO)の人形2体をセット。 コクピット内部は射出座席やメーターパネルも精密に再現。コクピットと前脚収納部を組み合わせたユニットを核に、左右の機首パーツを張り合わせることで、確実な組み立てと強度を両立させました。