ミリタリープラモデル。組み立てキット。
第二次大戦中にアメリカ軍が開発した自走砲の最終発展型がM40です。M4シャーマンの各種コンポーネントを流用して開発されたオープントップの車体に、ロング・トムの愛称で呼ばれた新型の155mmカノン砲を搭載。牽引砲を自走化することで、陣地転換に要する時間を大幅に短縮できました。8名の乗員で砲を操作し、発射速度は毎分1発。榴弾を使用しての最大射程は23.5kmに及びました。また、射撃時の安定性を確保するために駐鋤(スペード)を車体後部に装備していました。460馬力の空冷星型エンジンを車体中央部に搭載し、最大速度38km/hの機動力を発揮。大戦末期の1945年2月に生産が開始され、同年5月に制式採用されましたが、大戦終結のため生産は418輌で終了となりました。試作車輌が実用試験でヨーロッパ戦線に投入された後、1950年に勃発した朝鮮戦争では、遠距離からの敵陣地への間接射撃任務に絶大な威力を発揮しました。
【 模型要目 】 アメリカ軍、M40自走砲のプラスチックモデル組み立てキットです。★1/35スケール、全長305mm、全幅91mm。★綿密な実車取材に基づいて、平面構成の車体や巨大な155mmカノン砲を表情豊かに再現。★主砲の上下動はポリキャップを使用する平衡機などで実車同様に制御。左右旋回も可能です。★車体後部の駐鋤は可動式、作業用プラットフォームは開閉選択式。★キューポラの視察孔やライトレンズは透明パーツで再現。★T80型履帯はリアルで手軽なベルト式を採用。★エンジングリルはエッチングパーツでシャープな仕上がり。★砲弾や砲弾運搬用のラック、筒状の装薬収納ケースなどのアクセサリーパーツをセット。★射撃準備中の乗員の人形8体、朝鮮戦争時のデカール2種類付き。