飛行機プラモデル。組み立てキット。
太平洋戦争において液冷エンジンを搭載した日本軍唯一の戦闘機が飛燕です。ドイツ製のダイムラー・ベンツDB601エンジンをライセンス生産したハ40を搭載。液冷機ならではの流線形の機首や細長い形状の主翼などが特徴でした。1943年に三式戦闘機として制式採用され、高い防弾性を持つアメリカ軍機に対抗するため数回にわたり武装が強化されました。その中でも機首を20cm延長して胴体内に20mm機関砲を2門装備し、主翼内に12.7mm機関砲2門を搭載したI型丁は1944年1月から1945年1月までにシリーズで最多の約1,360機が製造されました。飛燕I型丁は優れた高高度性能と重武装を活かして、本土防空戦でのB-29迎撃に威力を発揮。特に首都防空を担った小林戦隊長率いる第244戦隊の奮戦はよく知られています。
★液冷エンジンを搭載した飛燕の中でも胴体内に20mm機関砲を装備するために機首を200mm延長した流麗なスタイルを持つI型丁を忠実にモデル化。
★コックピットは、20mm機関砲とその弾倉や操縦席前方のオイルタンクなど、実機のレイアウトを再現。コックピットは、左右胴体を接着後に取り付ける設計。
★ハ40エンジンは過給機などの補機まで精密に再現。機体に組み込んだ後も機首上部カウルを取り外して見ることができます。
★胴体下の冷却器は、内部構造まで忠実にモデル化。空気取入口に設けられた整流板は部品分割を工夫することで正確な形状を再現。
★風防は閉状態はもちろん、胴体を一部分割することで開状態での組み立ても可。
★ベンチュリー管、燃料冷却器の部品もセット、取付けの有無も選択できます。
★統制型二型落下タンクと懸吊架が付属。着座姿勢のパイロットフィギュア1体付属。
★マーキングには第244戦隊小林戦隊長機などの2種類を用意。キャノピーマスクシールも付属します。
★胴体左側のみクリヤーパーツを追加。
★胴体左側はグレイ成型色とクリヤーパーツの選択式。
★機首に収まる液冷式ハ40エンジンや過給機などの補機、操縦席前方のオイルタンクや20mm機関砲の弾倉などを再現。実機の内部レイアウトを完成後もクリヤーパーツによって観察できます。
【 飛燕の内部構造を見るクリヤー成型の胴体 】
高高度での飛行性能を向上させるための過給機などの補機まで精密に再現したハ40エンジンや20mm機関砲とその弾倉、操縦席前方のオイルタンクなど、実機の内部レイアウトを再現した「1/48 飛燕 I型丁」。その内部構造を完成後もじっくりと観察できるように胴体左側はクリヤーパーツもセット。通常のグレイ成型色とクリヤーパーツのどちらかを選んで組み立てができます。