航空機プラモデル。組み立てキット。
F-104 は、ロッキード社が開発した超音速ジェット戦闘機です。アメリカ合衆国初のマッハ2級のジェット戦闘機で、初飛行は1954年2月。細い胴体に短い矩形の主翼を持つ小型軽量の機体に、ゼネラル・エレクトリック社の強力なJ79型エンジンを一基搭載しています。その卓越した高速性と形態はミサイルを彷彿させ、日本やアメリカにおいては「最後の有人戦闘機」とも称されました。
F-104Aは初期生産型として153機が生産されました。アメリカ空軍では、1958年から1960年にかけて防空軍団において運用され、さらに空軍州兵に移管されて1969年まで使用されました。一部は、ヨルダンやパキスタン、中華民国へ輸出され、実戦にも参加しています。
F-104Cは改良型火器管制レーダーを搭載した戦闘爆撃機型です。アメリカ空軍戦術空軍向けに71機が製造されました。機体中心線と翼下各2ヶ所の計5ヶ所のパイロンを持ち、機体中心線のパイロンにはMk28かMk43核爆弾を搭載できます。一個飛行隊(第476戦術戦闘飛行隊)は1965年から1967年の短期間、ベトナムに駐留し、F-105の爆撃行の護衛を行っていました。
新金型キットのバリエーションです。以前発売されたG型と異なる胴体後部を専用金型で再現。J79ジェットエンジンを再現し、胴体内部に収納可能。エッチングパーツ付属。マーキングはアメリカ空軍3種類と台湾空軍より1種類です。