飛行機プラモデル。組み立てキット。
Hs123 はドイツの航空機メーカー ヘンシェルが製造した複葉、固定脚の急降下爆撃機です。ドイツ空軍初の急降下爆撃機として1936年に部隊配備が開始され、1938年10月まで生産されました。
機体設計は一葉半の主翼で固定脚と いう、当時としてはオーソドックスなスタイルでまとめられています。生産型であるA-1型は1936年の秋から配備が開始されていますが、その後すぐに有能な ユンカースJu87が就役を開始したため、当機の派生型開発や追加生産は行われませんでした。
部隊に配備された生産型は、1936年のスペイン内乱、39年のポーランド侵攻、40年のフラ ンス・ベルギーなどで実戦に参加した後、第一戦を退き、主に訓練に使用されていました。
しかし戦線の拡大により、有用な対地攻撃や地上支援が出来る機体を欲していた東部戦線では、頑丈で扱いやすい本機は重宝され、ソ連の戦車隊攻撃に出動して、実戦部隊からは本機の生産再開要求が出された程でした。
またごく少数機が中国へ輸出され、国府軍の機体として1938年頃揚子江の日本軍艦艇攻撃に参加しています。
[モデルについて]
HS123が完全新金型プラスチックモデル組み立てキットで登場です。エンジンやコクピット内部も精密再現。キャノピーはクリアパーツ。エッチングパーツ付属。
マーキングはドイツ空軍より2種類、コンドル軍団より2種類、中華民国空軍より1種類