飛行機プラモデル。組み立てキット。
第二次世界大戦後にイギリスのデ・ハビランド社が開発した艦上ジェット戦闘機、シービクセン。
大戦末期に連合軍唯一のジェット戦闘機、グロースター・ミーティアを実戦投入したイギリスは戦後も積極的にジェット戦闘機の開発を進めました。第二次世界大戦中の1943年にミーティアに続くイギリス2番目のジェット戦闘機としてバンパイアの初飛行に成功したデ・ハビランド社はツインテールブームの特徴あるデザインを採用。その後、同様のデザインを引き継ぎシーベノム、そしてシービクセンを開発したのです。
シービクセンはデ・ハビランド社のツインテールブームデザインの集大成ともいえる機体で初飛行は1951年。1959年から部隊配備がはじめられました。1962年には空中給油装置を装備し、燃料搭載量も増やした改良型が開発され、1963年から運用が開始されたのです。
FAW.2は新規に29機が生産されましたが、100機以上が生産され配備されていたFAW.1もその大半がFAW.2に改修されました。空母イーグルに搭載されたシービクセンは1972年まで運用が続けられたのです。