ミリタリープラモデル。組み立てキット。
KV-2は、第二次大戦初期に運用されていたソビエト軍の重戦車です。フィンランドとの戦争で、強力な火力支援戦車の必要性が叫ばれ、当時採用されたばかりのKV-1重戦車をベースに、152mm榴弾砲M-10を備えた新しい回転砲塔を設計・搭載した陣地突破用戦車として開発されました。
フィンランド戦を勝ち残った増加試作型、量産型ともに独ソ戦劈頭に投入され、その巨体と、砲塔前面で110mm、側面75mmの重装甲は、37mm対戦車砲弾をことごとく跳ね返してドイツ兵を驚愕させました。
しかし、重い砲塔による運用上の制約がある車両でありながら、通常の戦車と混成で同じように扱われたため、無駄に消耗を重ねてしまい、開戦後ほどなくして生産は打ち切られ、ソ連戦車としては比較的少数の生産で終わりました。
キットはキャタピラはベルト式、プラ製組立式選択式。マーキングはソ連陸軍より1種類。
