航空機プラモデル。組み立てキット。
F3Hデーモンは、マクダネル社が開発し、アメリカ海軍で運用された単発、低翼後退翼の艦上ジェット戦闘機です。艦上全天候戦闘機として1950年代から1960年代にかけて運用されました。全天候能力や対地支援能力も付加された機体で、武装は20mm機関砲や爆弾・ロケットのほか、レーダー誘導のスパロー空対空ミサイルが搭載できました。
初期の機体で事故が相次いだため、F3Hには悪評がつきまとっていました。ただし、事故の原因は主に搭載していたJ40エンジンの不具合による物で、J71エンジンの換装後は安定した性能を発揮しています。
また、F3Hの経験は後の傑作機F-4 ファントムIIの基礎として生かされることとなりました。亜音速機であった本機のおおまかな機体構成は後継の超音速戦闘機F-4 ファントムIIにも受け継がれ、大きな成功を収めています。
F3H-2Nは、J40エンジンからJ71エンジンに換装した機体で、142機製造されました。1962年以降の新呼称は「F-3C」です。F3H-2MはF3H-2Nより全天候能力が向上し、スパローミサイル運用能力も付与されていました。
F3H-2は、最終量産型で、239機製造されました。新呼称は「F-3B」です。スパローミサイルを運用可能でした。
ソードのキットはパネルラインが繊細なマイナスモールドでディテールも良好です。付属のデカールも非常に良質で発色の良いものが付属しています。
完全新金型キットです。レジン製パーツとエッチングパーツ付き。
2種類の米海軍デカールが付属。