飛行機プラモデル。組み立てキット。
ボーイング707は、アメリカのボーイング社が開発した4発式のジェット旅客機です。
1950年代初頭に原型機の367-80の開発が開始され、胴体直径の拡大といった改設計を経て1958年に路線就航しました。第1世代ジェット旅客機を代表する機種であり、ボーイングの7X7シリーズの始まりでもあります。
1950年代後期、世界の民間航空業界における大型ジェット旅客機の商業的優位性を決定づけた、航空史に残る歴史的機体です。ジェットエンジンの高出力を活かして機体大型化と速度向上を図り、それ以前の大型レシプロプロペラ旅客機を遥かに凌駕する定員100名超の輸送力と、マッハ0.8級の快速を両立させました。また、主翼下のポッドに吊り下げて装備したエンジン、座席をどのような間隔で配置しても窓なしの座席が生じないように小さく多数並べたキャビン窓という、以後のジェット旅客機の基本的なスタイルを確立した機体です。
その高い完成度から世界各国の民間航空会社の他、政府・軍の公用機としても広く採用され、1991年までの長期にわたって1,000機以上が生産される商業的成功を収めました。
凸モールドの再販キット。105パーツ。マーキングはエールフランス航空と英国海外航空の2種類。