航空機プラモデル。組み立てキット。
X-2は、アメリカ合衆国ベル社で開発された超音速実験機で、愛称は「スターバスター」です。1956年に非公式ですが、世界で初めてマッハ3の有人飛行を記録しています。後退角翼装備、ロケット動力の高速実験機として2機が作成されました。1号機 - 機体番号は46-0674、2号機 - 機体番号は46-0675です。
X-2は40度の後退角を持った水平尾翼と主翼を装備しています。耐熱性を考慮し、機体にはKモネルと呼ばれるニッケルと銅の合金が使用されており、また、機首に切り離し型の脱出装置を備えています。エンジンとしてカーチス・ライト製XLR25ロケットエンジンを1基装備し、酸化剤・燃料には液体酸素・アルコールを用います。降着装置は前輪と橇です。
X-2は空中母機EB-50の胴体下に懸架されて離陸し、空中にて母機から投下され、ロケットエンジンに点火後、実験飛行を行ないます。1953年より動力飛行が計画され、1956年13回目のフライトにおいて2,178マイル毎時(マッハ3.3)を記録しました。
結局2機とも事故で失われたため、1956年に実験は終了しました。
オリジナル新金型キットです。キャノピークリアインジェクションパーツ。
・3種類の米空軍デカールが付属しています。