艦船プラモデル。組み立てキット。
日米決戦の場となったガダルカナル島をめぐる戦いで、日本海軍は艦隊型駆逐艦を数多く喪失した結果、船団護衛のみならず艦隊護衛もままならぬ事態に追い込まれてしまいました。この事態に、対空対潜能力、強行輸送、船団並びに艦隊護衛をこなす多用途任務の艦艇の整備が急務となりました。
しかし、従来の艦隊型駆逐艦のような建造に要する年数では意味がなく、数か月で竣工できるという条件が加味されました。この今まで経験したことのない建艦計画のもとで登場したのが、「松」型駆逐艦です。
1944年中に18隻が完成し、特に2番艦「竹」はオルモック湾の戦いにおいて、最新鋭の米大型駆逐艦クーパーを搭載していた61センチ魚雷1本を命中させ撃沈する戦果を残しました。
船体は左右貼り合わせ方式
高角砲、魚雷発射管はスライド方式の金型
4連装魚雷発射管の砲室については、新規考証を加えています。