航空機プラモデル。組み立てキット。
3Mは1953年に初飛行したM-4の発展型です。
M-4は主翼付根に4基のミクーリンAM-3ターボジェットエンジンを装備し、胴体前後に主脚を持つタンデム式降着装置と左右主翼先端に補助車輪を持ち最大24トンのペイロードを搭載可能といった革新的な技術を用いて開発された爆撃機でしたが、戦略爆撃機としては航続距離が短すぎるという問題点を抱えていました。
ミャスィーシチェフが開発した3MはM-4に比べてより燃費のいいドブリニンRD-7エンジンに変更されたほか、胴体を再設計することで機体の軽量化を図ると同時に主翼を大型化し、また機首に空中給油プローブを設置することで航続距離を大幅に伸ばすことが可能となりました。
この3Mは1956年に初飛行し、1958年から部隊配備が始まりました。
3MDはVD-7Bエンジンを搭載した、対艦/巡航ミサイル母機型です。
このインジェクションプラスチックキットには3MD型用の新規金型製の機首/垂直尾翼パーツと3種類のソ連軍デカール、エッチングパーツと塗装マスクシールが付属しています。
完成時には全幅約365mmとなります。