航空機プラモデル。組み立てキット。
タ号試作特殊攻撃機は太平洋戦争末期に日本陸軍によって開発された特殊攻撃機です。
本機は陸軍航空技術研究所により1945年2月に開発が始まり、日本国際航空工業と立川飛行機の両社に開発が指示されました。
日本国際航空工業製のタ号は全長5mほどの単座機で、発動機は同社の四式基本練習機と同じ「ハ47」、武装は100kg爆弾を1つ装備しました。
主翼はテーパー翼の低翼単葉で、掩体壕に隠蔽できるように外翼を人力で上方に折りたたむ事が可能でした。
主脚は固定式で尾輪は無く尾そりを採用していました。
機体は疎開工場でも生産しやすい為と金属の使用を抑える為に全木製で胴体は木製骨組みに合板張りもしくは羽布張り、主翼や水平・垂直尾翼は木製骨組みに羽布張りだったのではないかと推測されています。
プロペラは木製の固定ピッチ2翅でした。
試作初号機は1945年6月に完成しましたが、量産されることなく終戦を迎えています。
●1/72スケールインジェクションキット
●風防はクリアパーツ
●デカール1種付属