艦船プラモデル。組み立てキット。
睦月型駆逐艦「皐月」対空兵装強化時を再現。
睦月型駆逐艦の対空兵装を強化して、その高速を活かした高速輸送艦に仕立てる構想の元に、睦月型駆逐艦の1隻であった「皐月」は25ミリ機銃の増備が行われました。
その増備の内容は、同時期に実施された睦月型に比べ、主砲1基の撤去というもので、他の艦が半分の2門を降ろし、2基ある魚雷発射管のうち1基を降ろすなど対空兵装の強化を実施したのに対し、「皐月」は最後部の主砲1基のみの撤去にとどめ、竣工時以来のシルエットを保っています。
増備は最後部砲室を撤去した部位に、25ミリ3連装機銃2基、艦橋両舷に機銃座を設け25ミリ機銃2連装2基を搭載しました。
この対空兵装強化による効果は、ガダルカナルや南太平洋水域における島を巡る日米両軍の戦闘に出陣することになります。
「皐月」と「文月」は船団護衛艦と思われ、米艦載機40機ほどの攻撃を受けますが、これを撃退し別行動中の船団を間接的に助けるという殊勲を上げます。