ミリタリープラモデル。
【 火力と機動力を生かして活躍した動く迫撃砲陣地 】 ハーフトラックのすぐれた路外性能に注目したアメリカ陸軍は、1920年代の後半からその研究を始め、第二次大戦において陸軍の機械化が重要・緊急な課題となるとM2やM3系列など大戦中に4万台以上のハーフトラックを生産。またそのハーフトラックのシャーシを利用して各種の火器を搭載した自走砲も大量に生産しました。1943年6月に制式化されたM21モーターキャリヤーもその一つです。M3ハーフトラックのシャーシを流用し、オープントップの戦闘室に81mm迫撃砲を搭載。この迫撃砲の脚架が戦闘室床面のレール上に置かれ、左右60度の射角を持ち車上から直接射撃できることがM21の特徴でした。その他12.7mmブローニング重機関銃を装備、またバズーカ砲や多数の砲弾、地雷などを携行。まさに動く迫撃砲陣地といえるもので、その火力と機動力を生かして沖縄戦などに活躍。さらに大戦後も1960年頃まで訓練用として長く使われたのです。
【 模型要目 】 ●アメリカのM21モーターキャリヤーを1/35スケールで再現したプラスチックモデルキットです。 ●完成時の全長183mm。 ●平面構成の車体、多数の弾丸が積み込まれたオープントップの戦闘室、コクピットを立体感たっぷりにモデル化。 ●前輪も駆動するアメリカ軍ハーフトラックならではの複雑なシャーシも作りごたえ十分です。 ●精密に再現された81mm迫撃砲をはじめ、バズーカ砲、シート類など豊富なアクセサリーに加えて、ドライバーと射撃体勢のアメリカ兵3体をセット。迫撃砲と兵士は車体からはずしてレイアウトすることもできます。