ミリタリープラモデル。
【 切れ味鋭い肉切り包丁 】 航空兵力の進歩と機械化による地上部隊の機動力向上は第二次世界大戦の戦闘を大きく変化させました。そんな中で航空機による地上攻撃に対抗した対空兵器も各種開発され、迫り来る航空機との間で激しい戦いを繰り広げました。アメリカ軍が第二次世界大戦中装備した自走対空機銃のひとつがM16です。1942年から43年にかけて生産されました。M3ハーフトラックのシャーシを流用した車体に50口径(12.7mm)ブローニング重機関銃の4連装を搭載。毎分450~555発の発射速度を持ち、初速893m/s、最大射程6767mの威力を誇るブローニングを4連装した威力はすさまじく、「肉切り包丁」のニックネームがつけられたと言われています。銃架はM45型、360度旋回、俯角-10度、仰角90度、旋回俯仰共に毎秒60度の性能を持った電動式でした。対空射撃の威力ばかりでなく4連装は地上目標に対しても大きな威力を発揮。第二次世界大戦後の朝鮮戦争においても活躍、陸上自衛隊に配備されていたこともありました。
【 模型要目 】 1/35スケール、全長189mm。第二次世界大戦で登場したアメリカ軍の自走対空機銃M16を再現したプラスチックモデル組立てキットです。 ●12.7mmブローニング重機関銃を4連装した機銃座はメカニカルな仕上がり。実車同様に完成後も360度旋回、照準器と連動して機銃の上下動が可能です。 ●機銃座には敵機に照準を合わせるガンナーの人形がセットされ、運転席には振り返って空を見上げるドライバー、助手席には無線機で連絡を取るオペレーターの緊張感あふれるポーズの人形つき。 ●ラダーフレームのシャーシやオープントップの室内もリアルに再現。
【 初回発売月 】 キットは1976年4月に発売。迫り来るドイツ戦闘機に4連装の先を向ける緊迫感ある表情とポーズのフィギュアがセットされていました。