ミリタリープラモデル。
【 アメリカ軍ハーフトラックの集大成 】 アメリカ陸軍では、その路外性能の高さに注目して1920年代後半からハーフトラックの研究を行っていましたが、第二次大戦が始まり、陸軍の機械化が重要・緊急な課題となると、初の制式車輌となったM2ハーフトラックを皮切りにM3、M3A1など、大戦中に4万台以上を量産。連合軍地上軍の機動力を大幅に高めることになりました。ハーフトラックM3A2は、これら一連のハーフトラックの実戦における経験をすべて取り入れて開発された総決算ともいうべき最終生産型です。車体は表面硬化型装甲板を使用したオープントップ型で、最大定員は完全武装の兵士12名。エンジンは出力143馬力のホワイト社製直列6気筒ガソリンエンジンで最高速度72km/h。アメリカ製ハーフトラックに共通した全体をゴムでカバーした履帯を装備し、優れたサスペンション、前輪も駆動することなどがあいまって良好な走行性能、路外性能を発揮。兵員、物資の輸送を主とした多用途車として1943年末から実戦に投入され、大戦の終結まで各地の戦場で奮戦しました。パーソナルキャリヤー(兵員輸送車)の他に各種の自走砲なども開発され、多数が生産されています。さらに、大戦後は日本の自衛隊をはじめ世界各国で使われ、1970年代にも現役で働き続ける車輌があったのです。
【 模型要目 】 ★アメリカの傑作兵員輸送車、M3A2 パーソナルキャリヤーの1/35スケール、プラスチックモデルキットです。★車体内部、シャーシ部分もリアルに再現。★ラジエターシャッター、ドアなどは開閉どちらかの状態を選択可能。★前輪は左右にステアリングします。★ドライバーと兵士の人形9体、ジェリカン、毛布、地雷、ライフルなど多数のアクセサリーパーツ付き。