航空機プラモデル。組み立てキット。
メッサーシュミット P.1101は、第二次世界大戦中にドイツのメッサーシュミットにて開発中だった戦闘機です。この機体は1944年7月の緊急戦闘機計画によって開発され、計画内容は単座式、ジェットエンジン装備の単発戦闘機というものでした。武装として、MK108 30mm機関砲、2門もしくは4門。ルールシュタール X-4空対空ミサイル、4発搭載予定でした。
機首にレーダーアンテナを装備した夜間戦闘機型も計画されていました。
同時期に開発されていたTa 183等と同様に機首にエアインテークがあり、胴体後部に1基のハインケル HeS 011を搭載する予定でした。特筆すべき点として、世界初の可変後退翼機を目指したことで、P.1101試作機のこの特徴的な機構は、飛行前に主翼の後退角を変更できることでした。終戦時に連合軍が接収した未完成の試作機は、後退角が37度と50度の2段階可変となっていました。ただし空中で変更できる機構は無く、地上調整でのみ後退角が可変というものでした。
この機構はその後アメリカで開発されたベル X-5やグラマンXF10Fジャガーなどの可変後退翼機へと、さらに開発が進められていきました。
またアメリカ軍が同機を接収した際の記念写真が残っています。
キットは精密・正確にモデル化。
エッチングパーツ付き。
マーキングはドイツ空軍より2種類、イギリス空軍より1種類。