航空機プラモデル。組み立てキット。
Me262 HGIIIは、世界で初めて実戦配備されたジェット戦闘機 Me262の高速化を目指して再設計された機体です。
HGは”Hoch-Geschwindigkeitsjager(高速戦闘機)”を意味します。
Me262の再設計は3段階に分かれ、第1段階(HGI)ではキャノピーの形状を流線形のものに変更し、水平尾翼に後退角がつけられました。
第2段階(HGII)で主翼も後退角付きに変更され、第3段階(HGIII)では主翼の後退角をより大きくし、主翼の付け根にエンジンを1基ずつ収納する設計になりました。
V字尾翼はポーランドの航空技術者イエジ-・ルドリッキによって発明されました。
斜めに設置された尾翼後部が方向舵(ラダー)と昇降舵(エレベーター)を兼ねており、これをラダーベーターと称する事もあります。
通常の尾翼に比べて尾翼枚数が減るため、空気抵抗、重量の軽減が見込めることが利点です