艦船プラモデル。組み立てキット。
オリョールはロシア帝国で建造された戦艦です。ロシア帝国海軍では艦隊装甲艦に分類され、前弩級型戦艦ボロジノ級の3番艦となります。艦名はロシア語で「鷲」を意味していますが、これはビザンツ帝国から受け継いだロシア皇帝の紋章である「双頭の鷲」を表しています。
1905年の日本海海戦では、オリョールは第2太平洋艦隊の主力戦艦5隻（旗艦クニャージ・スワロフ、インペラートル・アレクサンドル3世、ボロジノ、オリョール、オスリャービャ）の中で、沈没を免れた唯一の艦となりましたが、艦体に大損害を受け、備砲の大半を破壊されました。
5月27日の戦闘終了後、残存艦隊と合流しましたが、翌日残存艦隊は日本艦隊に包囲され、ネボガトフ少将は降伏し、オリョールを含む残存艦隊の艦船は日本海軍に拿捕されました。
オリョールは後に日本海軍の戦艦「石見」となり、1922年に除籍され、1924年に実艦標的として海没処分されました。
キットはオリジナル金型。フルハルモデル。再販キット。
