ミリタリープラモデル。
ドイツ軍はソビエト中戦車T34/76、重戦車KV-1Aに対抗する重戦車を開発しました。1941年、国防軍はヘン シェル社とポルシェ社に対して新型重戦車の開発を指示しました。高射砲Flak18を流用した88mm戦車砲36型を使用し、馬蹄型砲塔を搭載した試作型 が作られ、ヘンシェル社のVK4501(H)が制式に採用され、VI号重戦車タイガーIEとして1942年7月から量産が始まりました。タイガーIの鋼製 転輪装着初期生産車は、初期型の砲塔および車体と鋼製転輪の組み合わせを示すもので、前線から戻されてオーバーホールを行った際に転輪を換装したものと考 えられます。タイガー戦車は独立重戦車大隊に集中して配備されましたが、中隊や戦闘団など少数を装備した部隊も存在しました。シュルツェ戦闘団傘下の フェールマンタイガー戦隊もその一つで、隊長となったフェールマン中尉の名を冠しています。