ミリタリープラモデル。ディーゼルエンジンを搭載したM4A2の内、イギリス連邦軍に配備されたものは「シャーマンIII」の呼称が与えられ、シャーマンVと共に主力として反攻作戦の原動力となった。ノルマンディ戦の頃にはシャーマンIIIはほとんどが中期型となっており、アンテナや砲塔後部の雑具箱など英軍独自の装備が施されていた。キットは車体上部を新たに開発。中期型の特徴であるドライバーズフードはA2特有のラインを忠実に再現。製造時期やメーカーの違いによる、車体前面の溶接ライン、直視バイザー型とは異なる砲塔周囲の跳弾リブや予備アンテナ基部なども再現。キャタピラは複雑なパターンが特徴的な全鋼製のT49型を新規に用意。ノルマンディ戦以降によく見られた車体後部の牽引具と大型ディフレクターのパーツを追加。繊細な表現が必要な箇所にエッチングパーツを用意。ライトガードはプラ成型品/エッチングパーツの選択式。砲塔右側のスモークディスチャージャー、官給品のビスケット缶、オイル缶など英軍特有の装備も付属。マーキングはイギリス陸軍より二種類。カルトグラフデカール。シャーマンVcファイアフライと同じ部隊のマークとすることで、両者を同じ情景で並べることが出来る。