インジェクション成型プラモデル。M4A3(76)Wは米軍のM4シリーズで最も強力な砲を備えたタイプだが、重量が2t近く増加し機動性に支障をきたす恐れがあったため、足回りを強化したものがM4A3E8である。キャタピラ幅を23インチ(58.4cm)に拡大し、ホイルを複列配置とした新型サスペンションを採用。これはそれまでの垂直懸架サスペンション(VVSS)に対しスプリングが横置きに改められた為水平懸架サスペンション(HVSS)と呼ばれた。M4A3E8はヨーロッパでの最後の勝利に貢献した他、朝鮮戦争においても国連軍戦車部隊の一翼として奮戦した。キットは足回りを中心に専用パーツを用意。砲塔の装填手ハッチは新規パーツを用意。76mm砲身はシンプルな砲身先端形状の中期型とマズルブレーキ装着用のアタッチメントを持つ後期型の二種類を用意。車体後部の荷物ラックと排気ディフレクターは収納状態と展開状態の両方を再現可能。ビジョンブロックはクリアパーツを使用。ライトガードやペリスコープガイドなどにエッチングパーツを用意。プラ製連結式キャタピラ。マーキングはアメリカ陸軍より北西ヨーロッパ戦線の計三種類入り。カルトグラフデカール。