飛行機プラモデル。組み立てキット。
1960年代にはジェット機の高速化に伴い従来のような空中戦は起こり得無いと考えられ、滑走路を破壊し敵機の出撃を阻む航空阻止戦術が重要視された。ソビエト空軍ではその状況下でも離陸できる機体が求められ、MiG-21の後継機としてSTOL性の高い機体が開発指示された。案としてリフトジェット機と可変翼機が作られ、比較試験された。リフトジェット型のMiG-23PDは離陸距離200mと驚異的なSTOL性能を見せ、その性能は大いに喧伝された。しかしリフトジェットの飛行時の死重量や内部容積の圧迫などで、可変翼機に比べメリットが少ないとして本機の開発は中止された。
キットは新金型の凹モールド。キャノピーインジェクション成型。リフトジェットカバーは開閉選択式。アクセサリーとして空対空ミサイルx2種類付属。リフトエンジンノズル、ジェットノズル、イジェクションシートはレジンパーツで用意。マーキングはソビエト軍より試験機の1種類。