ミリタリープラモデル。組み立てキット。
第二次大戦初期、ソ連軍は砲塔搭載型の自走砲しか開発していなかったが、ドイツ軍の突撃砲に刺激を受け、無砲塔型の自走砲の開発に着手した。SU-152はKV戦車をベースに開発された重自走砲で、量産化を早める為、鋼板を組み合わせたシンプルな戦闘室に152mm野砲を搭載。1943年のクルスク戦に間に合うよう生産が急がれ、計700両が生産された。後継のJSU-152が開発されてからも終戦まで活躍した。
キットは新金型で初期型を再現。ベンチレーターがなく、装甲板上端は初期型は戦闘室上面より少し高くなっており、そのためペリスコープ部は切り欠きが出来ている戦闘室パーツを新規に用意。後期型と異なるフェンダー前端の補強リブの形状を正確に再現。
荒々しい鋳造肌の防楯や車体前面などもリアルに再現。152mm砲は基部まで再現し、砲の縮退機構再現。サスペンションは可動式。キャタピラは自然なたるみで重量感を演出するプラ製連結可動式。エンジンを再現し、エンジンハッチは開閉選択式。メタル製ワイヤーとエッチングパーツが付属。マーキングはソビエト陸軍。