飛行機プラモデル。ドイツ空軍の専用夜間戦闘機。それまでBf110やDo217、Ju88の改造機を夜間戦闘機に当てていたが、連合軍の夜間爆撃が本格化するのに合わせて、ハインケル社に夜間戦闘機の開発が命じられた。1943年春に行われたJu88RやDo217Nとの模擬空戦では圧勝し、速力も615km/hと夜間戦闘機としては最速であった。同年6月には先行量産型が英空軍爆撃機ランカスターの迎撃に出撃し、5機撃墜の初陣を飾った。又、天敵であったモスキートも撃墜するなど高性能ぶりを発揮。ただ、本機の搭載エンジンDB603AA/Eは信頼性が不十分であったため本格的な量産に支障をきたし、そのため本機も400機程度の生産に終わった。A-2はDB603AAエンジンを搭載。A-5はA-2から改造を受けた試作型。A-7は本格的な量産型で、DB603Eエンジンを搭載していた。キットは完全新金型。複座のコクピット内部、FuG220レーダーシステムなどを精密再現。フラップ・ラダーは別パーツ化。マーキングはドイツ空軍より、A-7が2種類、A-5・A-2が各1種類。