艦船プラモデル。いすず型護衛艦は、米国から供与されていた「くす」型警備艇の後継として建造された海自地方隊用のDE型護衛艦で、計4隻が建造された。1961年に「いすず」「もがみ」が、1964年に「きたかみ」「おおい」が就役したが、その時期の差によって機関・兵装が異なっていた。船型は艦内容積の確保及び耐波性や復元性向上のために護衛艦で初めて遮浪甲板型を採用。艦橋前面も回廊を廃してクローズ型になり、両舷にウイングを設けた。これらは以後の護衛艦に継承されていった。搭載された機関は取り扱いの容易なディーゼル機関が採用されたが、使用成績の比較・評価の為にメーカーや種別は全部異なっていた。兵装は3インチ連装高射砲Mk.33、533mm4連装魚雷発射管、爆雷投射器(Y型砲)、爆雷投射軌条は全艦装備したが、前期型2隻はMk.108対潜ロケット発射機と短魚雷落射機装備だったのに対して、「きたかみ」「おおい」後期型2隻はボフォース対潜ロケット発射機と3連装短魚雷発射機を装備していた。キットは竣工時と最終状態の2タイプの姿を再現可能。喫水線モデル。「おおい」又は「きたかみ」を選んで作製可能。艦名、艦番号、軍艦旗のデカールが付属。又、塗り分けの難しい歩行帯のデカールも付属。