艦船プラモデル。
ウォーターラインシリーズは歴史上の様々な物語もその中に再現しています。7つの海を舞台に繰り広げられた勇壮な歴史ロマンは1/700スケールには収まりきれないドラマばかりです。第二次世界大戦において北大西洋を舞台に繰り広げられた英独海軍の戦いも海戦史に残る激戦として知られています。北大西洋追撃作戦でイギリス海軍の主役となった巡洋戦艦フッドを、その最後の戦いに行動を共にしたE級駆逐艦とのセットでお楽しみください。巨大軍艦フッドの大きさもいっそう際立つセットです。
【 巡洋戦艦フッドとE級駆逐艦、北大西洋の戦い 】 1941年5月、英独海軍の間で歴史に残る海戦の幕が切って落とされました。イギリスの主役は1920年に完成、当時世界最大を誇った排水量48360トンの巡洋戦艦フッド。そしてドイツの主役はイギリス海軍にとって大きな脅威となっていた排水量41700トン、世界最強を誇った新鋭戦艦ビスマルクでした。5月21日、北大西洋に進出したビスマルクを求めてフッドは戦艦プリンス・オブ・ウェールズと共に出撃。この時行動を共にしたのはE級、F級の駆逐艦でした。E級駆逐艦は1931年度計画で9艦が建造され、1934年に完成。基準排水量1350トン、全長100.28m。12cm45口径Mk.IX単装砲4基の他、53.3cm4連装魚雷発射管2基などを装備。対潜水艦探知装置アスディックを装備するなど、対潜能力が高められているのがE級駆逐艦の特徴でした。 フッド率いるイギリス艦隊は5月24日、距離30kmでついにビスマルクを発見。ここに巨大軍艦が相まみえることになったのです。その距離が23kmにつまったところでフッドが最初に主砲38.1cm砲の砲門を開き、攻撃開始。ドイツ艦隊もこれに応戦し、体勢を変えてさらなる攻撃に出ようとしたフッドにビスマルクの38cm砲弾が命中します。弾薬庫を直撃したビスマルクの砲弾により大爆発を起こしたフッドは2分あまりでその姿を海中に没し、乗組員1419名のうち生存者わずかに3名という悲劇的な最期をとげたのです。
【 模型要目 】 1/700スケールで再現したイギリス海軍巡洋戦艦フッドとE級駆逐艦をセットしたプラスチックモデル組立てキットです。●フッドは全長375mm。当時世界最大を誇った巨大軍艦の大きさが伝わる仕上がりです。イギリス国民にも愛された端正なスタイルをシャープに再現。●1934年に9艦が建造されたE級駆逐艦は全長143mm。フッドと並べてみればその大きさの違いがいっそう際立ちます。●E級駆逐艦の船体は左右分割として舷窓や船体の断面形状を忠実に再現しました。●フッド、E級駆逐艦ともに主砲塔はポリキャップにより完成後も旋回可能。●E級駆逐艦の舷側に描かれている艦番号はフッドと行動を共にしたH23エコーとH27エレクトラの2艦を含む全艦番号をスライドマークでセットしました。
*お取り寄せに1週間ほど掛かります。