飛行機プラモデル。組み立てキット。
アヴィア B-35は、第二次世界大戦直前にチェコスロバキアで製造された戦闘機です。本機はB-534複葉戦闘機を代替する機体として、チェコスロバキア空軍による要求に応じて設計されました。
B.35は楕円翼を持つ低翼単葉の流麗な機体でしたが、コックピットより前方の胴体は溶接鋼管に金属張り、機体後部は羽布張りである一方で主翼は全木製、それに尾輪式の固定降着装置と、かなり古めかしい設計を取り入れていました。
試作初号機のB-35/1は1938年9月に初飛行を行い、試作2号機のB-35/2には再設計された補助翼とフラップが取り付けられて、1939年2月から本格的なテストが始められました。10機の前量産型が発注されましたが、これらが生産される前の3月にドイツによるチェコスロバキアの併合が行われ、実際に量産されることはありませんでした。
●マーキング:チェコスロバキア空軍が2種類、スロバキア空軍が1種類、プロトタイプ機が1種類。
●キットはオリジナル新金型。キャノピーインジェクションパーツ。エンジン、計器盤、シートベルトなどのエッチングパーツが付属。