飛行機プラモデル。組み立てキット。
ブレニムの原型機は高速旅客機として開発されたブリストル142で、1935年に初飛行した。この機体は、全金属製、単葉、引込脚という近代的な構造の上、当時のイギリスのどの戦闘機よりも高速であった。イギリス空軍は、ブリストル142をベースにした爆撃機の開発をブリストル社に指示し、試作機無しにブレニム Mk. Iとして採用した。最初の量産機が部隊に配備されたのは、1936年末である。
第二次世界大戦開戦時には、イギリス空軍の主力軽爆撃機として、主に地中海、アフリカ方面に配備されていた。大戦時には戦闘機に対する速度的な優位さはなく、また防御武装が貧弱であったため損害が増大したが、軽快な運動性を生かして後継機であるダグラス ボストンやデ・ハビランド モスキートが配備されるまで、各戦線で活躍した。また、爆撃機としてだけでなく重戦闘機、夜間戦闘機、偵察哨戒機としても使用された。
キットはオリジナル新金型。ガラス張りのコクピット内部精密再現。パイロットフィギュア1体付属。爆弾倉内部再現。爆弾倉扉は開閉選択式。2基のエンジンも細密な仕上がり。フラップはアップ/ダウンの選択式。
マーキングはイギリス空軍とルーマニア空軍の2種類。