飛行機プラモデル。組み立てキット。
第二次世界大戦前にドルニエ社で開発された双発爆撃機。元々は高速郵便輸送機との名目で開発された経緯があり、スマートな機首と細い胴体から「空飛ぶ鉛筆」の異名をとった。
低空性能が良く、頑丈だったため重宝されたものの、肝心の高速性能に関しては敵機を振り切るほどのものは得られなかった。細い胴体は拡張性が無かったため、爆弾の搭載量を増やすことはおろか、防御火器の増設もままならず、泥縄のように改良が行われた。
バトル・オブ・ブリテンの頃には旧式化しており1940年で生産は停止され、その後はDo 17を元に設計された新機種Do 217に移行していった。
Z型はDo 17の主力型で最終生産型。防御火器を追加し重量が増加した量産型のZ-1型では爆弾搭載量が500kgと減少してしまったが、Z-2型以降はエンジンを1000馬力のブラモ323Pに換装したため、爆弾搭載量が1000kgに戻り、さらに防御火器を追加している。
キットはオリジナル新金型。ガラス張りのコクピット内部や爆弾倉内部を精密再現。
マーキングはドイツ空軍より2種類。