ミリタリープラモデル。組み立てキット。
第二次大戦前に開発されたフランス・パナール社の装輪装甲車。戦闘重量6.7tで出力105hpのエンジンを搭載しており、路上での最大速度は92km/hを発揮。車体中央部に搭載された8角形の全周旋回式砲塔には、前面に21口径37mm戦車砲SA18と、7.5mm機関銃M1931を並列装備しており、乗員は4名で、航続距離は路上で390kmと当時としては充分な性能を備えており、装甲厚も最大18mmと装甲車としてはかなりの重装甲であった。
P178と呼ばれた本車の試験での結果は良好で、1935年に「AMD35」(35式索敵用装甲車両)の名称でフランス陸軍に制式採用され、まず数十両が発注されて騎兵部隊と歩兵部隊の偵察車両として用いられた。その後も数次に渡る発注が行われ、1940年5月10日のドイツ軍のフランス侵攻時には360両が実戦部隊に配備されていた。
精密さと完成度がトップクラスと定評のICMプラモデルシリーズ。ミリタリー新作としてフランス パナール AMD35 178 装甲車が登場。キットは完全新金型。