ホビーショップ森の里くらぶ

航空機プラモデル。組み立てキット。

F-107は、ノースアメリカン社が開発していたF-100戦闘機の発展型ジェット戦闘爆撃機です。F-105との競争試作に敗れたため採用はされず、試作機はテスト機として生涯を終えました。
F-107は、F-100により強力なエンジンを搭載した改良型の戦闘爆撃機として開発が開始されました。開発当初はF-100Bという名称でしたが、間もなく空軍よりF-107Aの名称が与えられました。F-100の機体を改良するにあたって、機首にレーダーを搭載する必要があり、エンジンのインテイクを機体上部に移した非常に珍しい方式を採用しています。インテイクの位置の他、エリアルールの採用、垂直尾翼の大型化・全遊動化などの改良が行われていますが、主翼と水平尾翼はF-100と同一のものです。インテイクが背中に設けられたのは、核爆弾を胴体下部に半埋め込み式に搭載するにあたり、インテイクの発する衝撃波が投下に影響を与えないようにするためでしたが、これにより、パイロットの脱出や後方視界に悪影響を及ぼす結果となりました。
1号機と3号機は、1957年に空軍からNACAに移管されて各種の試験に用いられ、マッハ2を超える優れた高速性能を示しました。現在は残された２機が航空宇宙博物館で保存されています。

以前モノクロームブランドで発売されたものと同一です。こちらは並行輸入品となります。
マーキングデカールはアメリカ空軍より２種類。