ミリタリープラモデル。組み立てキット。
当時の概念を覆すような新兵器だったV-2(A-4)弾道ミサイルは、当初ヒトラーの強い意向により、大規模な地下発射施設で生産整備運用発射をする予定でしたが、連合軍に察知され爆撃で施設は破壊されてしまいました。しかしドルンベルガーの考案した移動式発射システムにより、敵に察知されずに発射できるようになり大成功を収めました。
この移動式システムは、トラクター牽引や燃料トラック、発射指揮車などの小規模の部隊で森林の中などにも容易に移動できる非常に汎用性の高いシステムでした。その中でミサイル本体を運搬するトレーラーは、ミサイル移動だけでなく発射台に立ち上げることも出来るシンプルながら完成度の高い車両です。
V-2ミサイルの推進剤はエタノール 75 % と水 25% の混合燃料が3,810 kg (8,400 lb)と、液体酸素が4,910 kg (10,800 lb) で、専用燃料タンク運搬車で運ばれました。
キットはオリジナル新金型。